ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンをふりかえる。②

前回のふりかえりから1か月以上も経ってしまいました。
11/15(日)のDreamStreamでミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンはファイナルを迎えました。
このコロナ禍でDreamStreamを企画・作成してくださったテニミュ運営の方々に、出演してくださったテニミュキャスト陣に、たくさんのありがとうを届けたい。本当にありがとうございました。

改めてテニミュ3rdシーズンへの感謝をかみしめながら、青学9代目・六角のお披露目以降を振り返っていきます。

2016年11月1日 TSCPP vol.11 青学vs六角キャストお披露目イベント

3部開催され、私は1部に参加。場所は青8卒業イベントのTSCPP vol.10と同じ品川ステラボール。あの坂、結構急ですよね。(突然のはなし)

1部のゲストには、青8から神里さん・田中涼星さん・眞嶋さんの3人がいらっしゃっていて
中でも神里さんから青9の不二先輩 定本くんにアドバイスをするとき、神里さんが定本くんにだけ聴こえるように耳元で喋っていて、内容を聞かれると「内緒」と言って口に人差し指を立てていた姿が美しくて…とても覚えています。

おそらくテニミュ初のイベント内写真撮影コーナーがあり、私も撮影したのだが結構後方の席だったため、ぼやぼやにしか撮影できなかったのがちょっと悲しい思い出。

2016年12月〜2017年2月 青学vs六角公演

2月12日の昼公演 前楽のみの観劇。
1回しか観ていないため、その後DVDで観た印象の方が大きいのが悲しい。こうやって振り返ってみると、あんまり回数を重ねていない公演もあって、劇場の空気感を覚えていないのが切ない。やっぱりテニミュは何度も観たいなぁと思う。

2017年4月 TEAM Live HYŌTEI

まず東京公演初日に参加。入場時に手渡されたHYŌTEI COLLECTION 2017の案内。冒頭の映像に、ファッションショー、コーディネート対決…物凄い情報量。

ファッションショー時の衣装がものすっごい好きで、中でも鳳長太郎くんが着ていたロングジャケットとハットの合わせに目が奪われた。碧斗くんのスタイルの良さが際立つ。
ファッションショーの音楽に合わせて手拍子するダンス大好きなのだけど、円盤だと暗くてあまり写っていないので永遠に脳内補完。

あとブギウギでの鳳・日吉バックダンサーがあまりにもシンメすぎる。ここも暗いからよく見えないのだけど、それでも分かるキレの良さ。

後にJ-WORLDで開催されたDream Partyの展示で気付いたが、このファッションショーの衣装ではテニスシューズではなく各々の装いに合った靴が用意されていた。

テニミュの私服衣装といえばテニスシューズ合わせなイメージが強かったので、とても新鮮だなぁと当時思った。

冒頭のファッションショーでの衣装、その後のメドレー衣装、コーディネート対決の衣装、日吉の下剋上チャイナ、オールブラックコーデ衣装、跡部様ブギウギ衣装、“正装”のユニフォーム。

氷帝9人にこれだけの種類の衣装。チムライ氷帝の衣装潤沢。

この後のドリライ2017では衣装担当に屋島さんがいらっしゃるのだが、チムライ氷帝の衣装には既に関わっていたのだろうか…?
クレジットに詳細が無いのが悲しい。

今振り返ってみると、全篇通してキャラクター姿だった各校イベントはTEAM Live HYŌTEIのみでした。

中盤のクイズコーナーもいわばキャラエチュードで、この企画を任された3rd氷帝キャスト凄いなぁと。

クイズコーナーも、コーディネート対決も日替わり(回替わり)だったので、自分が観に行っていない回も気になり、レポをたくさん読むために現アカウントを開設したのが懐かしい。

衣装を見るために久しぶりにチムライ氷帝を見返しているのだが、ブギウギ間奏の跡部様ソロダンスに合わせて激しく切り替わるカメラワーク、天才すぎませんか…?カメラワークの音ハメ、何度見ても気持ちいい。

あとあと「哀れみの投げキッス 送ろう」で跡部様が投げキッスする際にフライングで歓声が聴こえるの大好き。

私の中でチムライ氷帝は、今までよりももっとテニミュ3rdシーズンを観に行きたい・知りたいと思うようになったきっかけの公演でした。語り始めたら止まらない!

2017年5月26日〜28日 DREAM LIVE2017
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横浜アリーナにて5公演。
最初は青学7代目がゲストで登場する26日の初日公演だけ観に行こうと思ってチケットを取っていたのですが、
いざ始まったらドリライが楽しすぎていつの間にか全公演分のチケットが手元に集まっていました。あれ、おかしい。

備忘録としてトークゲスト発表時のテニミュニュースリンクを貼っておく。
Dream Live 2017 スペシャルゲスト追加発表&公演スペシャル企画をおさらい!|ミュージカル『テニスの王子様』『新テニスの王子様』公式サイト
緊急!Dream Live 2017 スペシャルゲスト追加発表!|ミュージカル『テニスの王子様』『新テニスの王子様』公式サイト

28日当日に寺山さんの登壇が発表されたこと、すごく記憶に残っている。山吹OBキャストのトーク楽しかったなぁ。
twitter.com

チムライ氷帝の衣装が素敵だったことから、ドリライ2017でも衣装を見ることが習慣となっていた。当時のツイートを見ると私服衣装のことばかり呟いてる。山吹の喜多くんと氷帝の日吉くんの私服衣装が好き。

余談にはなりますが、公演前に公開された各校ごとのPVが本当に!好きで!何度も何度も繰り返し見ていました。

学校毎にPVの色があって、4校どれも好きなのですが、中でも山吹PVの一陣の風にのせた軽快な映像はとてもキャッチーです。冒頭の千石さんと室町くんが駆け出すところ、かわいい。

公演曲をアレンジしてるのも、PV最後のちょっとしたSEも、テニミュのこだわりをひしひしと感じました。

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ドリライ2016ではテニミュは回数を重ねた方がより思い入れが出来るという持論にたどり着き、
ドリライ2017でその持論を改めて実感しました。今でも色々な場面を鮮明に思い出すことが出来ます。

〜一旦休憩〜
ふりかえり①で書き忘れていたのですが、私の中で3rdシーズンと切っても切り離せないトピックのひとつに「作曲者」があります。

テニミュには1stシーズンが始まってから三ツ矢雄二さん作詞・佐橋俊彦さん作曲による沢山の名曲があります。
シーズンを越えても歌い継がれる曲もある中で、3rdシーズンは2ndシーズン以上に“新曲を生み出すこと”に力を入れてきたのでは、と思います。

私が「作曲者」に注目するきっかけとなった曲は関東氷帝公演の青学曲である「オール・フォー・テニス」です。

幅広い音域を行き来するイントロは一度覚えたら頭から離れない、私にとってとても印象的なメロディでした。

その頃の私は新しい作曲者の方がいるとは知らず、「オール・フォー・テニス」も佐橋さん作曲だと思っていました。
ですが関東氷帝公演のクレジットを見た時に、ようやく新しく音楽担当の方が加わったことを知ったのです。
※私が気付いてなかっただけで、聖ルドルフ公演から音楽クレジットに坂部剛さんの名前が加わっています。

そしてJASRACの作品データ検索サービス J-WIDにより「オール・フォー・テニス」をはじめ(関東氷帝公演時点でも)数多くの3rdシーズン新曲を坂部さんが作られたことを知りました。

坂部さんともう一人、3rdシーズン楽曲を生み出してくださった倖山リオさん。
(倖山さんは作曲/音楽アレンジにクレジットされています。)

倖山さんの作られる曲はリズムがとても特徴的で、聖ルドルフ公演の「視線の先の同じ夢」や山吹公演の「勝利の神はどちらに微笑む?2015」、関東氷帝公演の「俺たちのダブルス1・2」「ラッキーdeチャチャ」などを聴くとリズムがとても細かいのが分かるかと思います。

もし私がテニミュキャストだったら(突然の妄想)倖山さんの曲を歌いこなせたら達成感がすごくありそうだなぁとワクワクします。

ちなみに過去3rdシーズン新曲を作曲者別にリストにしています。
テニミュモバイルで作曲者さんごとにプレイリストを作り、聴き比べるのがとても楽しいのでおすすめです。


それでは本公演所感に戻りまして、
2017年7月〜10月 青学vs立海
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東京公演序盤に観劇。

先ほど述べた「作曲者」ごとの曲の違いにハマり始めた頃だったので、関東立海公演の新曲の作曲者予想を勝手にしていました。
当時メモしていたノートはもう手元には無いのですが、「フォー・トゥー・フィフティーン」は倖山さんだろうと強く思っていたら、坂部さん作曲だったことだけは覚えています。

土日どちらかの昼公演にまず入ったのですが、テニミュ最高だなぁのテンションでそのまま夜公演の当日券に並び、マチソワ観劇したのが懐かしいです。テニミュの吸引力すごい。

ただその1日の2公演しか観に行っていないので、劇場での思い出はあまりありません…。

ここから訳あって少しテニミュ離れの期間が続きます。

2017年10月〜11月 TEAM Party SEIGAKU・ROKKAKU
青学9代目に代替わりしてからの各校イベント。TEAM LiveからTEAM Partyと名前も変わりました。

もともと青学・六角共にチケットは取っていたのですが、直前になって人生初の胃腸炎になり、熱も下がらず、なかなか治りもせず、泣く泣く友だちと姉にチケットを託したのでした。

結局まだ円盤でもこのチムパは観てないので、今更ではありますが内容が気になります。観よう。

2017年12月〜2018年2月 青学vs比嘉公演

当時働いていたバイト先が激務すぎて、テニミュを観る余裕が全く無くなってしまった2017年の冬。

丁度同時期にエントリーが始まっていたドリライ2018のTSC申込みもすっ飛ばすほどの余裕の無さ。当時はめちゃくちゃ凹みました。

せめてライブビューイングだけでも観に行って、青学9代目ラストの本公演を見届けたかった。
テニミュを観に行けないほどの忙しさは今後経験したくないと強く思いました。自分の身が削れていく…

2018年4月 TEAM Party RIKKAI

そんなこんなで約9か月ぶりのテニミュ。チムパ立海の申込みは忘れていなかったのか(本当この頃の記憶が曖昧)初日のチケットをしっかり取って参加。

関東立海公演は数少なく、比嘉公演は観ていなかったのでほぼ初めましての3rd立海

立様の部屋がまったりトークコーナーで、大隅さんがフライパンをカンカン叩いていたことをぼんやり思い出します。

日本青年館建替え後に初めて行われたテニミュ公演でした。

2018年5月 DREAM LIVE2018
twitter.com

横浜アリーナ
TSC先行をすっ飛ばしてしまったものの、何とかチケットを用意して最終日の2公演に参加。

ドリライ2018が始まってからTwitterで見かけて気になっていたのが「比嘉のラップ」と「曲中のコール」
どちらも観に行った方からの発信で広まり、私も予習をして臨んだのですがラップは難易度が高くて撃沈(笑)「南の島から来た刺客2018」のハイヤイヤササコールはタイミングも掴みやすくて、本当に楽しいコールでした!発案してくださった方ありがとうございます!

こうした比嘉コーナーでの「観客側からの提案」と、歌詞がモニターに映り、観客も一緒になって歌う「テニミュからの提案」でコール&レスポンスに溢れ、会場の一体感を感じたドリライ

青学9代目の卒業を見届けるとともに、私にとって3rd比嘉の7人を初めて観る日でもありました。

3rdシーズンではルドルフ、山吹、六角に次ぐテニミュ初登場キャラを含むチーム編成で、一体3rd比嘉はどんなチームになっているのだろうととても楽しみでした。

ドリライ2018を観ての印象は「個性と武器を持つ最強チーム」
比嘉コーナーが始まるきっかけの知念くんのボイパは会場の空気をがらりとさらい、まるで横浜アリーナがクラブと化しているかのようでした。

そして今までテニミュであまり馴染みがなかったラップ文化。知念くん役の雷太さんがラップを得意とすることと、比嘉中の持つヒールイメージも相まって、今までどの学校もはまることの無かった“ラップ枠”を“テニミュのラップ=3rd比嘉”としたのは3rd比嘉の最強の個性と武器だと私は思います。

3rd比嘉語りは全国氷帝公演に続きます。

青学9代目の卒業。
本公演で観た回数もそんなに多くは無く、ラストの本公演も観ることは出来ませんでしたが、
卒業する11人、ひとりひとりが自分の言葉で気持ちを述べる姿を見届けることが出来、テニミュを応援する者として胸に響くものがありました。

そして青学10代目の登場。
当時の時系列をきちんと整理出来ていないのですが、このドリライ2018で本当の本当の初お披露目だったんですよね。
(2018年6月4日のテニミュニュースで全国氷帝公演のおしらせが出ている。)

9代目の宇野さん演じる手塚部長が「新青学、集合!」と集合をかけ、10代目が登場し始まったザ・レギュラー。
横浜アリーナが震え、私自身もものすごく驚き、涙で視界がぼやけたことを覚えています。

コール&レスポンスの提案といい、新青学の突然の登場といい、ドリライ2018の演出は凄まじかったな、と思います。
テニミュの新しい歴史を目の当たりにしているようでした。

DREAM LIVE2020が全公演中止となってしまった今、このドリライ2018が有観客会場での最後のドリライとなっています。

次のドリライがいつ行われるか、まだ未来のことは分かりませんが、きっと次のDREAM LIVEも夢のような世界なんだろうなと今から楽しみにしています。


ふりかえり①を書いたときは3rdシーズンファイナルまでに書き終えると宣言したにも関わらず、1か月後の更新となってしまいました。

一気に書こうとするので毎回書くのが大変なんですよね…次の青学10代目編は地道に書いて、年内には更新します!(ゆるい目標ですみません)

明日12月12日はついにミュージカル 『新テニスの王子様』The First Stageの初日です。
私もしっかり感染対策をして観劇する予定です。
またテニミュの新しいページがめくられますね。とっても楽しみです。

それではまた年内に!