ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンをふりかえる。③

※各公演の感想モーメントはまとめ次第貼り付けます。

前回の締めくくりで年内に更新すると宣言したものの、もう二月の末。
テニミュも大千秋楽公演まで駆け抜けたのに、このまま自分のブログをほったらかしているのはいけないと思い、書き始めました。

今思えばこのふりかえりブログを書き始めたのがDream Stream前の11月の半ば。
それから4か月経った今、テニミュの新たな歴史に立ち会うことが出来た喜びを噛み締めています。

その気持ちもまた改めて向き合うとして、今回は3rdシーズンのふりかえりを終えたいと思います。


2018年7月〜2018年9月 全国大会 青学vs氷帝

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フォトスポット全体を上手く写せた写真が無い…残念。

全国氷帝公演(以下 全氷公演)ももう3年前になるんですね。
ドリライ2018最終公演でお披露目、その後の6月10日パシフィコ横浜で行われたオールテニプリフェスタ2018でサプライズ登場した青学10代目(以下 10代目)の最初の本公演でした。

青学8代目の卒業公演で相見え、青学9代目・3rd六角のデビューもフィーチャリングとして見守った3rd氷帝と、
青学9代目と戦い、ドリライ2018で卒業を見届けた3rd比嘉、
そして全氷公演がデビューの青10。

そんな3校が揃うこの公演は、ここまで続いてきた3rdシーズンの歴史を彷彿とさせる公演でした。

中でも、冒頭の関東大会氷帝戦と全国大会比嘉戦の回想。

本公演デビューの10代目と、8代目9代目を知る2校が再現する歴戦は、まさに繋がれてきたテニミュのタスキを強く感じる場面でした。

全氷公演はどの場面も大好きなのですが、冒頭の回想と並んで好きなのがS2手塚vs樺地戦の『不撓不屈のオマージュ』です。

「手塚、確かに俺様と〜」の後、重々しく始まるイントロとベンチごと袖に捌ける演出は、劇場で観る度に高揚していました。

映像を見返したのですが、暗い中捌けていくベンチの姿はあまり見えないのが残念。記憶の中で思い出し続けます。

そしてもう一つ好きなのが『ヘビーレイン』前の演出。
竜崎先生と手塚部長の会話の後、ラリー音のみの掛け合いとなり、その音が倍速になり、響き渡る豪雨の雨音。

1幕の最後が『ヘビーレイン』だと知っていたからこそ、初日にこのシーンを観た時、静けさがより曲を際立てているように感じました。

そして曲の後、実際に大石菊丸ペアを濡らす雨音だけが響き、幕が下がる途中から劇場全体に響く拍手の音も大好きでした。


2018年10月 TEAM Party SEIGAKU・HIGA

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東京公演の青学初日と京都公演の比嘉初日に参加。

2018年内で閉館したAiiA 2.5 Theater Tokyo。
テニミュ最後のアイアはTEAM Party SEIGAKU・HIGA(以下 チムパ)でした。

東京公演期間中は何度か当日券に並んだのですが、土日公演だけでなく平日公演も物凄く列が長かったことが印象的です。

後にも先にも、まだこの青学チムパ初日でしか経験していないのが最前列での観劇。

朧げな記憶しか残っていませんが、首を上に傾けて舞台上を見上げるのは本当に新鮮でした。

そして比嘉チムパは、3rd比嘉の累計公演数が100回にあたる京都公演初日に観に行きました。

東京公演期間から観に行った方々のレポでラップのコール&レスポンスがあると小耳に挟んでいたので、一度きりの参加でしたが絶対にレスポンスするぞ!と観る前から意気込んでいたのが懐かしい。

そしてTEAM Live・Partyならではのライブパート。
ライブパートのためにアレンジされたメドレーが好きで、このチムパ青学のEDM調アレンジ、中でもTHE TOPのラケット交換を含む間奏部分は何度聴いてもテンションが上がります。

スタッフクレジットには音楽担当欄が無いのですが、一体どなたがアレンジしていたのでしょうか。

また後藤健流さんの振付が格好良いので、またテニミュに携わってほしい気持ちでいっぱいです。
(手元に資料が揃ってないため確認足らずではありますが、チムパ立海・青学・比嘉は後藤さん振付。四天宝寺はスタッフ記載無し。)


2018年11月 ミュージカル『テニスの王子様』15周年記念テニミュ文化祭

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11月24日(土)1部のみ参加。

テニミュ文化祭の開催発表当初は一体どんな文化祭になるのか予想もつきませんでしたが、
いざ足を運んでみると実際にテニミュの舞台上で使われていたあのコンテナやベンチ、ラケット等を間近で目にする事が出来、とてもテンションが上がったのを覚えています。

テニミュのヘアメイクの詳細(ウラ話)が聞けたヘアメイク部や、Must Be Strong!の譜面が貼ってあったという稽古部のコーナーも回りたかったのですが、一度きりの参加では全て回りきれませんでした。

テニミュにとって初めてのイベント形態だったこともあり、混乱もあったと聞きます。

同じ形態での開催はあまり望ましくありませんが、これからもテニミュの舞台装置やウラ話を見たり聞いたりできる機会はあればいいなと思います。


2018年12月〜2019年2月 青学vs四天宝寺

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全国氷帝公演期間中の9月4日に発表された3rd四天宝寺公演。
2ndシーズンの四天宝寺公演からテニミュを観始めた私としては、2ndシーズンで忍足謙也を演じていた碕さんがオサムちゃんとして帰ってくることが本当に嬉しかったです。

テニミュでの四天宝寺のジャージはシーズン毎に少しの違いはありますが
1st・2ndシーズン共にビビッドなカラーでした。
ですが3rdシーズンのジャージは原作準拠になり、話題になっていたことを覚えています。

原作に近くなったジャージとは対照的にオサムちゃんの装いはオリジナルな色合いになりました。
深めのアースカラーをベースにした装いは碕さん演じるオサムちゃんに似合っていて、好きなコーデのひとつです。

二幕序盤のオサムちゃんの掛け声の後に流れるLet's get it on togetherのイントロを聴いた初日、物凄く感激しました。
あのイントロを聴くと初めて観に行った2ndS四天公演、TDCホールの3バルコニーからの風景を思い出します。
過去の青学M1が歌い継がれること、私はテニミュの繋がりを感じるのですごく嬉しいです。

大千秋楽公演はライブビューイングで観ていたのですが、2幕冒頭の日替わりの四天トリオは何度見てもお腹抱えて笑ってしまいます。


2019年5月〜6月 TEAM Party SHITENHOJI

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東京公演初日のみ参加。

一公演のみの参加だったので公演内容は映像を見返した時の記憶の方が多いのですが
お見送りの時、キャストさんたちが立つ側にちっちゃい扇風機が置いてあったことと、すごく汗をかいたままでお見送りをしてくださったことを覚えています。

自分でもなぜこの事を覚えているのか不思議なのですが、今でもたまに思い出します。


2019年7月〜9月 全国大会 青学vs立海 前編

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公演前に公開されたPVの最後やフライヤーの見開きで見られるモノクロトーンのビジュアル。
リョーマに向かういくつかの光の筋だけが色付いていて、全国立海公演の展開を知っているからこそ気付くこの光の筋の意味。

"彼ら"の姿は前編公演ではまだ見られないものの、その存在はすでに感じさせるようなこのビジュアルが好きです。

フライヤーの表のメインビジュアルも今までのテニミュでは見たことの無いビジュアルで、キャラクターの配置が西洋宗教画のようで好きです。

3rdS全立前編公演は個人的にシューズをじっくりと見るようになった公演です。
2幕冒頭の乾先輩の見る悪夢に出てくる仁王くんの妖しげに光るシューズに目を奪われたのがきっかけです。

それからというのもシューズも注目して観るようになり、折角なら全員分のシューズを記録するのも面白いかもと思い、今に至ります。

3rdS全立前編公演で特に印象深いのが『うちらのハートはパーカッション』の挿入部分です。

1stS全立前編・2ndS全立公演共に2幕冒頭に置かれていたこの曲。
1stシーズンから通して"四天宝寺の応援ソング"でしたが、
3rdシーズンではたまたま通りかかったであろう立海・青学メンバーと四天宝寺メンバーのやり取りもあって、より四天宝寺から彼らへの力強い鼓舞のように感じました。

また直前の『思い出せ、越前!/思い出せ、越前!2』との曲調の緩急も相まって、観る度勝手に救われていました。『思い出せ、越前!』のままフィナーレメドレー突入してたら心臓持ちません、たぶん。

原作は同じであれど、シーズンごとに構成も変わることもあり、感じる印象も変わるのがテニミュの醍醐味ですね。


2019年10月 秋の大運動会2019
両日ともに紅組で参加。

全立前編公演から1週間とほんの数日しか空けず開催された秋の大運動会2019。
2014年の大運動会は参加できなかったので、初めての大運動会参加でした。

参加する前から予想はしていましたが、本当に目が足りませんでした…!
競技に参加していても、していなくてもずっとアリーナに居る。
本公演のベンチワークよりも何倍も何をするか分からないから一挙手一投足から目が離せない。
ありとあらゆるところで色々な事が起こっているのも気になる。でも目は離せない。そんな繰り返しでした。

1日目のゲストが青学8代目キャスト5名。
一人ずつ感想を述べる場面があったのですが、ダイジェスト映像には石田くんの挨拶のほんの一部しか収録されておらず。
朧げな記憶ではありますが、眞嶋さんの挨拶が印象的。

そして2日目はそれまでの競技で接戦の末、紅組がリレーで勝利し優勝を決めた瞬間は、喜びのあまり座りながらも一瞬跳ねたのを覚えています。

青学、そして不動峰から四天宝寺まで。全員参加は叶いませんでしたが、それでも3rdシーズンの王子様たちが一堂に会した姿を見ることが出来て良かったなぁと今だからこそ尚強く思います。


2019年12月〜2020年2月 全国大会 青学vs立海 後編

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3rdシーズン最後の本公演。
そして私のテニミュ人生初めての遠征を経験した公演にもなりました。

3rdS全立後編公演は思い入れが強くて、一体何から綴っていけばいいか迷いますが、
やはり中でも思い出深い、地方公演のことを。

私が遠征したのは愛知・豊橋公演(1月24日,25日)と福岡公演(1月31日,2月1日,2日)でした。

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1月24日の公演は記念すべき青学10代目の200回公演で、
このきっかけが無ければ遠征デビューもしてなかったのではと思います。

カーテンコール等で挨拶があった訳では無かったのですが、
それでも青学10代目の200回目を劇場で見届けられて嬉しかったです。

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また劇場近くのファミリーマートも記憶に残っています。
商品棚のあらゆるところにテニプリに関連したポップがあり、私は乾先輩と海堂君のポップが貼ってあるベリードリンクを買いました。

25日の夜公演を観終えた後、電車・新幹線の時間も迫っていて、必死に駅まで向かったことも懐かしいです。

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そして福岡公演。
地方遠征は各地の美味しいものを食べられるのも素敵だなぁと体感しました。
もともと大好きなごぼ天肉うどんも、バリカタ豚骨ラーメンも、もつ鍋も食べました。(福岡では本当に沢山食べました笑)

2月2日の昼公演前には門司港まで足を伸ばして、ちょっとした観光と、名物焼きカレーを急ぎつつ食べたのも思い出です。

いつもテニミュを観るのはTDCホールか日本青年館だったので、
また別の劇場で観るテニミュは新鮮でした。音の響き方も、座席の配置も、ロビーの雰囲気も。

このご時世、なかなか遠征することは難しいですが、またテニミュで色々な都市を巡りたいなぁと思っています。


2020年2月〜3月 Thank-you Festival2020

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本当はドリライ2020でもこの缶バッジをつけて行きたかったけれど、サンフェスだけになってしまったのが悲しい。

29日の氷帝ゲスト回以外参加。

ちょうど1年前の今頃、カルッツかわさきでThank-you Festival2020(以下サンフェス)が開催されていました。

コロナも全立後編の頃よりも感染が拡大し、開催も危ぶまれましたが何とか3/1の最終日まで行われました。

どの回もコーナー案が練られていて面白かったのですが、中でも山吹回の写真大喜利とルドルフ回のエチュード、比嘉回のテニミュテストが印象的です。

でも一番覚えているのは、各回共通で最後THIS IS THE PRINCE OF TENNISを歌う場面で、仁愛君が歌い始めると同時にオタ芸を始めた雷太さんの姿です。まだDREAMに収録されたダイジェストは見ていないのですが収録されていたら嬉しいです(笑)


ドリライ2020が開催中止になってしまい、Dream Streamで3rdシーズンのファイナルとなりましたが、
それでもまだ私はまたいつか3rdシーズンの彼らに会うことが出来るのではと思っています。

もし叶うのであれば、たくさんのペンライトが織り成す光の海で彼らと3rdシーズンへ感謝を伝えたいですし、目一杯見届けたいです。


3rdシーズンのファイナル目前に始めたこのふりかえりブログ。
時間はかかってしまいましたが、こうして時系列毎に公演・イベントを振り返ると、どこか置き去りにしてしまっていた記憶とまた出会うことが出来て、
2014年のTSCPPでのお披露目からの約6年間、あっという間のようでそれでいて着実に積み重なってきた3rdシーズンの歴史の重みを改めて感じることが出来ました。

途中観る事の出来なかった公演もありましたが、
ふりかえるほどのたくさんの思い出と出会えたのは本当に3rdシーズンのおかげです。


本当に本当にありがとうございました!
またいつか会える日を信じて。